ラダックにいる夫と連絡が取れました
日本に帰ってきてからはや1カ月弱。
私も息子も、元気に暮らしています。
実は8月4日から8月10日まで、福岡から出港し、韓国の釜山、中国の天津、そして韓国のチェジュ島をめぐるクルージングに行っていました。
その間、ニュースなどを見ていなかったため、6日に発生した大洪水について何も知らずに過ごしていましたのですが、帰ってきてからそれを知り、急いで夫と連絡を取りました。
夫も親戚も私の知っている人たちは皆無事だったのですが、ラダックの被害状況は、かなり深刻な様子です。
短いベストシーズンを迎えていたラダックには、たくさんのお客様が滞在していらっしゃいましたし、これからラダック入りされるお客様もたくさんいらっしゃったこのタイミングでの大洪水・・・。
異常気象と世界中で叫ばれている昨今ですが、まさかラダックでこのような事態になるとは、思いもよらないことでした。
夫に状況を尋ねたところ、携帯も固定電話も通常のようには使えないとのことでした。
ようやくとぎれとぎれではありますが、携帯電話が使えるようになってきました。
インターネットは、ダイヤルアップもブロードバンドも使えず、サテライトを設置している町のネットカフェ2件のみが機能しているらしいとのことで、観光客の方たちが行列を作っているそうです。
レーの町はまだまだ混乱状態で、不安定な天候におびえる町の人たちが避難テントで暮らしていると聞きました。
ニュースを拝見しましたところ、行方不明の方も多いようで、本当に心が痛いです。
この夏ラダックに滞在されている「ラダックの風息」の著者様も、今年からレー(および近郊)にお住まいのラダックの男性と結婚された奥様方も、ご無事でいらっしゃるかとても心配しています。
道路状況ですが、土砂崩れはもちろん、橋なども壊されているところがあり、通常の観光は今の段階では無理だそうです。
いまスムーズに行ける場所は、ヌブラとその周辺のみで、現地に滞在している観光客の方々は、予定を変更してヌブラに行かれている方が多いそうです。
その他の地域の復旧の進み具合は、今後の天気の状態に左右されるそうです。
2年前にザンスカールを訪れた時には、やはり鉄砲水のせいでアルチ近郊の大きな橋が流されてしまいましたが、その時は確か軍隊がせっせと働いてくれたおかげで1週間ほどで再建されていました。
この夏のラダックご旅行をこれから検討されていた方々からも問い合わせをいただいていますが、個人的にはまたの機会をご検討いただきたいと思っています。
いまから観光にご出発されても、テント生活の人々や被害を受けた地域をご覧になることになり、つらい思いをさせてしまうと思いますので・・・。
もちろん復興の状況次第では、自信を持ってラダックにお越しください!と言える日が近く来るかもしれませんが・・。
とにもかくにも、一刻も早いラダックの復興を心よりお祈りしています。
なお、さらに詳しい被害状況については、チベット文化圏の旅行(特にブータンやラダック・ザンスカール)を専門とする素敵な旅行会社「GNHトラベル」のブログに掲載されています。
→ http://blog.livedoor.jp/gnhtravel-staff/archives/682932.html
今回、私の尊敬する大先輩でもあるGNHトラベルの社長さんがラダックにいる私の夫と連絡を取っていただき、夫とスムーズな連絡を取ることができましたので、この場を借りて心からお礼を申し上げます。
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| お知らせ | 13:49 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑
こんにちは,はじめまして。
先日まで、まさに洪水の起きる前日くらいまで
ラダックに滞在していたsanaといいます。
ここ何日かラダックの友人と連絡をとったりして
現地の辛い状況をいろいろききました。
「ラダックの風息」の著者ヤマタカさんも
無事だという話をきいています。
NPOジュレーラダックでさっそく復興支援のための
募金活動を始めました。
家や畑、家族も失い、まだ山の上のお寺で過ごしている人も
多いそうです。
みなさまの温かいご支援、ご協力を
よろしくお願いいたします。
http://julayladakh.org/kinkyubokin.html
| sana | 2010/08/11 17:43 | URL | ≫ EDIT