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ラダははブログ ~ラダックで 母 奮闘~

ラダックの都「レー」でザンスカール人の夫と子供たちと過ごす毎日

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奇跡の洗濯機

日本へ帰ってきて、我が子の素敵な洋服を見て私の母が一言。
「なんだかうすよごれているわね」
ちちも一言。
「黒ずんでるやんけ」

?そうですかね?

レーでは一週間にいっぺんは、手洗いで一生懸命洗っているんですけどね。

そう言われてみれば、よく見てみるとちょっと日本の他のお子様がお召しになっているお洋服よりは、ほんの少し黒ずんでいるかもしれませんね。

やはりいくら愛情をこめて洗濯をしても、手洗いには限界があるようです。
汚れは落ちているはずですが、洗濯機ほど白く洗えないようです。

実は、レー滞在中一度だけ洗濯機を利用しました。
ザンスカールから帰ってきた時のことです。
ザンスカール滞在中に溜まった大量の洗濯物を手洗いするのはちょっと疲れるし、さらにちょっと病気にもかかっていました。
ということで、我が家の素敵な大家さんから借りて洗濯機を4カ月ぶりに使わせてもらいました。

2層式の素敵な洗濯機です。
水が自動ではないため、水を入れる行程はすべて手作業でした。
それでも、力強く電気の力で洗濯物が回る姿は感動的なものでした。

とくに素敵な機能は、脱水。
あんなに毎日苦労して絞っていたのに、電気の力を借りるとこんなに簡単に水が切れるなんて、本当にスゴイ。
あるときは夫と二人がかりで、そして一人のときにはそこらへんに生えている木に洗濯物を巻きつけてよいしょよいしょと絞っていました。
それがものの3-4分で・・・・。

大量の水を運びまくって、全身ずぶぬれになり、疲れ切った私ですが感動のあまり全行程をずっと観察してしまいました。



お母さんたちは洗濯機を買えばいいと言ってくれるのですが、水も電気も自由に使えない冬のレーでは、洗濯機はただの役に立たない大きな箱です。

さて、日本へ帰ってきて、指一本で洗濯が完了する夢の世界を再度体験してしまいました。
冬にレーに戻るのが怖い今日この頃です。


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