ウフティ村で病気になった話
「サンシャン(赤ちゃんの誕生のお祝いの儀式)」の後は、親戚の家に食事などを頂きに行くのが風習なのだそうです。
ということで、ザンスカール滞在の最終日、夫の親戚の家によばれ、一泊しました。
夫のお姉さんに当たるパルモさんと、その旦那さんのティンレーさんのご自宅です。
ピピティン僧院の近くの村「ウフティ」というところに居を構えていらっしゃいます。
そこで夕方までは、お昼御飯を頂いたり、チャンを勧めて頂いたり、ペラックを着けさせてもらったり、踊ったりして楽しく過ごしていました。
ところが午後4時ごろ、突然猛烈な腹痛と吐き気に襲われました。
皆さんが心配する中、ぜいぜい言いながら横になっていました。
パルモさんは断固「寒さが原因だ」と主張し、家じゅうの毛布と帽子を持ってきてくれました。
温かいお湯も持ってきてくれました。
それでも私の体調は一向に良くならず、吐いて吐いて吐いて、最低な状態になってしまいました。
すると、ティンレーさんとパルモさんは断固「悪い魂が原因だ」と主張し、家じゅうを特別なお香で清め始めました。
私の首にお守りをくくりつけ、特別なお経を読み、そして私を叩き起こして「この燃え盛っているお香に唾を吐きかけなさい」と無理やり唾を吐かせてくれました。
それでも、ついに翌朝の出発の時(朝3時半)まで、私の体調は良くなりませんでした。
せっかく用意してくれた夕食のモモを食べ逃した、悔しさの残るザンスカール最終日でした。
病気の原因は不明ですが、おそらくチャンの飲みすぎだろうと想像します。
みなさま、ザンスカールご旅行の際には、十分体調にご注意ください。
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