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ラダははブログ ~ラダックで 母 奮闘~

ラダックの都「レー」でザンスカール人の夫と子供たちと過ごす毎日

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日々の食事@レー

大学時代はドンキホーテで大量に仕入れたカップラーメンと奇妙な創作料理のみ、実家で暮らしていたときは、母の素敵な手料理、得意料理はたこ焼き(とオムライス)のみ。
そんな私も、母直伝のレシピを駆使して、何とか毎日せっせと料理をこしらえています。

■朝食
いきなりですが、朝食は夫の係です。
・チャパティという無発酵の薄いパン
夫がこねて焼きます。
材料はちょっと粗めの小麦粉(小麦か?)と水のみ。
根気と力が必要な簡単なパンですが、以前私も作ってみたところ、全然おいしくありませんでした。
コネかたと焼き方にこつがあるようです。
焼くときはチャパティ専用のフライパンのようなものを使います。
これにヨーグルトをつけて食べます。
もしくはラダック名物のあんずジャム(安くておいしくてお土産にも最適 1瓶65ルピー/約150円 パッケージは素敵な雪山とあんず、さらにレー・ラダックと明記してあります)をつけて食べます。
ふんわりしていて、ものすごくおいしいです。

・おかゆ
日本から持ってきたカマダのだし醤油をかけて食べます。
ちなみに10キロ300ルピー(約600円強)のインド米、最初は口に合いませんでしたが、徐々に慣れ、今は何の問題もなく喜んで食べています。

・卵焼き
バターオムレツと夫は呼んでいます。
チャパティで巻いて食べることもあります。

・トースト
お気に入りのパン屋「ゴールデンベーカリー」で仕入れたパンを象印のオーブントースターで焼いて食べます。
サンドイッチ用の薄い小さいパンが15枚(400グラム)入っていて、一袋15ルピー(30円強)。
これにもあんずジャムを塗って食べます。
これはこれでまあまあおいしいのですが、日本のふわふわした分厚い食パンが恋しい気分です。

・タンドーリ
釜焼きパンです。
ほんとうの名前はタンドーリではないと思うのですが、夫がタンドーリと呼ぶので、私もそう呼んでいます。
このタンドーリが一番のごちそうです。
レーの中心地には、イスラミックな小さな通りがあるのですが、そこで購入できます。
一枚4ルピー(約10円)。
焼きたての丸いさくさくのパンを、イスラム系のおじさんが新聞紙に包んで渡してくれます。
何件かこのパンを売っている店があるのですが、一件一件、味が違います。
おすすめの店を知りたい方はお気軽にご連絡下さい。
喜んでご案内します。
熱いうちに食べると、ほんとうにほんとうにおいしくて何枚も食べてしまいます。
次に挙げるヨーグルトと共に、レーにきたすべての方におすすめしたい一品です。
あんずジャムがよく似合います。

・ヨーグルト
これも町で買います。
同じくイスラミックな小道にある店でイスラム系のおじさんによって売られています。
おいしいヨーグルトを生産しているのは、おそらく2件(もっとあるかもしれません)。
注文すると素焼きの壷から大きいスプーン、もしくは計量カップでヨーグルトをすくいとり、小さいビニール袋に入れてくれます。
最後は袋を輪ゴムでくるくると縛ります。
一袋15ルピー(約40円)と若干高価な買い物です。
最近一人(+我が子)でヨーグルトを買いに行きました。15ルピー分購入しようと「ワンパック」と注文したのですが、英語が通じず、「ワンカップ」と間違われ、10ルピー分しか買うことができませんでした。

これにもあんずジャムが似合います。

夫の親戚の人たちが、ご飯にヨーグルトをかけて食べていたのでびっくりしました。

ちなみにヨーグルト、日本では健康的なイメージがありますが、チベット文化圏では「毒のあるもの」としてとらえられているようです。
四部医伝タンカにも「ヨーグルトは毒を持っている」という記述と解説があります。
病気気味の夫のお姉さんは、ヨーグルトをご飯にかけるのを我慢していました。

■昼食及び夕食
・ご飯
圧力鍋で簡単においしく炊けます。
水加減と加圧時間さえ守れば、インド米もとてもおいしく食べれます。
(言うまでもなく岡山米(森のくまさん?生産者/祖父)には断然劣りますが・・・。)

・ポトフ
これも圧力鍋で作ります。
トマト、タマネギ、ジャガイモ、なすび、キャベツなど、多様な食材が手に入りますので、それを使います。
地元レーで生産されるこれらの食材、驚くほどおいしいのです。
特に玉ねぎ。
サイズは小さいのですが、甘くて非常においしい。
レーにこられたお客様、だまされたと思って玉ねぎを大量購入してみてください。
メインマーケットで、ラダッキースーツに身を包んだ女性から購入してください。
日本へのお土産は、レー産の玉ねぎで間違いありません。
話はそれましたが、ポトフに欠かせないのがコンソメ。
これは日本の業務スーパーで購入したものを持ってきています。


・タジン鍋
レー産の野菜をタジン鍋で蒸します。
大家さんがほうれん草をくれた時は、ほうれん草とトマトと玉ねぎのタジン鍋をつくります。
塩だけでなく、すこしダシパウダーをいれると非常においしくなります。

・たこ焼き
南部鉄でできた、ものすごく重いたこ焼き鍋を日本から持ってきています。
ここでたこを手に入れるのは不可能なので、具はジャガイモ、トマト、チーズなど。
ベジタリアンたこ焼きです。
日本だと、たこの代わりに、ちりめんじゃこやウインナーを入れるところですが、ここでちりめんじゃこを手に入れるのも不可能。
ウインナーもありません。
ここで肉と言えばマトン。
マトンたこ焼きは私にとってはあり得ませんので、ベジタリアンたこ焼きで我慢します。

・ピザ
はは直伝の手ごねピザです。
これも適当なお肉やじゃこが手に入らないので、ベジタリアンです。
隠し味はだしパウダー。
玉ねぎやトマトなどありとあらゆる野菜をのせて、最後はグレーターで挽いたチーズをかけます。
そしてぞうじるしのオーブンでカリカリに焼きます。
タバスコの代わりにグリーンチリペッパー(36ルピー/100円弱)をつけてたべます。
おいしすぎるので、ピザレストランでも開こうかと考えています。
店名募集中。

・ピーナツ豆腐
岡山名物のピーナツ豆腐、知る人ぞ知る、すてきな郷土料理です。
この豆腐の為に日本からわざわざ持ってきたeupaのミキサー。
小麦粉とピーナツさえあれば作れるこのすてきなお豆腐。
カマダのだし醤油とわさびを付けて、日本を偲んで泣きながら食べています。

・キチリー
旦那担当、インド料理です。
油とスパイスをたっぷり使った、インドの炊き込みご飯。

・ダール
ご存じ、豆。
これもインド料理なので旦那担当です。
油とスパイスをたっぷり使った、インドの豆料理。

・プラウ(ピラフ)
親戚の家で食べて、とてもおいしかったので、押し掛けて料理教室を開いてもらった一品。
材料は人参と玉ねぎとお米(バスマティという高級米)です。
まず、人参と玉ねぎを細かく刻んで、たっぷりの油で揚げます。
その間に高級米を炊いて(塩少々)、炊けたご飯にバターをたっぷり加えます。
最後に揚げた玉ねぎと人参を加えてできあがり。
さくさくの揚げ玉ねぎ(甘くておいしい・・・)がご飯に絡んで、すてきな食感を作り出します。
B級グルメ好きにはたまらないメニューです。

・そのほかにも、いろいろ挑戦中。
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