ナンブーはオブギャルスキョット
オブギャルスキョットという言葉は、ザンスカールの人たちが良く使う文です。
「お疲れ様」という意味です。
お客様が、ナンブーでベスト風ジャケットを作られるとのことで、仕立て前の準備作業を見学しました。
すでに織りあがって黒く染められた生地。
これを針金が何本もついた道具を水にぬらして整えます。


毛並みを整え、生地に入り込んだ汚れを取るためだそう。
その次にお湯をかけながら棒で生地を叩きます。

羊の毛は伸縮性があるので、お湯をかけて縮みにくくするのだそうです。
棒を持って勢いよく生地を叩くお母さん、ものすごく迫力があります。

冗談で「アジャンレ、アジャンレ(旦那さんの事)」と言いながら棒を振り回していらっしゃいました。
そして土壁の上で乾かします。

織るのももちろんオブギャルスキョットなのですが、織った後の準備行程もとってもオブギャルスキョットなナンブーなのでした。
ザンスカールのナンブー、こんなに手仕事がたくさん入っている分、見た目も手触りもとても良いのです。
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