ヤンペルの手料理地獄
ちょっと前のことですが、数日の間ひっきりなしに来客がありました。
これは大変恐縮ながら、私が心の底から嫌がっているイベント。
ミルクティーやらバター茶など、お茶を何度も出して、クッキーだの乾燥あんずだの、なんやかんやと次から次へと出さなければいけない。
・・・のですが、普通のラダックの家にあるようなおもてなしグッズやおやつは我が家にはおいてない。
ミルクティを飲むことはうちではほとんどないし、バター茶については、我が家では離れに住んでいるお姉さんしか作らない。
ミルクティは作れるけれど、お姉さんが日中は所用で出かけていることが多く、お姉さんいないとバター茶出せない。
ヤンペルは気にするなというけど、どこの家でも来客があると100パーセントバター茶を出しまくっているのを知っているので、「バター茶いつ出てくるんだろう」と思われているかと思うとこれまたストレス。
そんなことよりも来客の断トツ一番の憂鬱は、夕食を作ってもてなさなければいけないかもしれないのか、お茶だけで帰るのかが全く不明であるということ。
お客様には計画が全くなく、おしゃべりなどしていて時間が遅くなってくると、夕食を食べるのか?という雰囲気がそこはかとなく流れ、場合によっては、その後みんながお泊りしていくことも少なくありません。
そんな時、ヤンペルはいつも私に何か料理してと言ってくるのですが、本当に嫌。
「いつも食事作ってるじゃないの」と無駄に懇願してきますが、かたくなに拒否。
何年たっても、こっちの人たちが好む味をちゃんと提供できる気がしない。
たまに私も知っている人が来ると、ヤンペルの懇願に負けて作ることもありますが、「おかしい料理と思われてるのでは、変なもの入れてると思われてるのでは」と作っている最中、食べている最中、食べ終わった後までずっとイライラしまくりで、次は何を言われても拒否しようと決意を固めます。
ある時は午後2時ぐらいにどさっと来客があって、とりあえずお茶とお菓子でもてなしたのですが、夕方になってその人たちはお昼ご飯を食べずに来ていたらしい(昼ご飯をうちで食べると思ってきていたらしい)ということがわかりました。
私はヤンペルに、家にその人たちが来た時に、絶対お昼ご飯食べてないから作ったほうがいいよとアドバイスしたのですが、「いやお茶だけで良い」と私の意見を無視して放置。
あれよあれよと時間がたって夕方になり、結局おなかペコペコの皆様にヤンペルが夕食を提供し、その後はお泊りに延長となり、私のイライラはマックスでした。
挨拶もそこそこに寝室に引きこもり、ご滞在が長引きまくると「ちょっとどこか出かけてもいいでしょうか」と言い始める私にヤンペルはげんなりしている様子ですが、無理は無理。
こんな私にとって超苦痛の来客イベントが2日間続いたことがありました。
とりあえずダメもとでヤンペルは私に夕食を作るようにと依頼してきましたが、丁重にお断り。
ということで、満を辞して、ヤンペル様の手料理出動。
ヤンペルが自信を持って提供できるおもてなし手料理のバリエーションがめちゃくちゃ少ないらしく、まさかの2日間連続全く同じメニューでもてなしていました。
2夜連続全く同じだったヤンペルメニューはこちら。
1)プレーンライス
2)あずきと春雨

3)チキンレッグピースカレー

ヤンペル様渾身の盛り付けはこちら

ヤンペルとヤンペルの手料理

つ・・・疲れた顔だね!!!
しかも絶対足りなくなったらダメなので、大量に作りまくるもんだから、当然大量に余って、私たち家族は翌々日の朝食までこのメニューを食べ続けるはめに。
いや、とてもおいしいんだけども、しばらくご来客もヤンペルフードも丁重にお断りしたいです。
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こんな私も来年でラダック10年目です。
これから何十年たっても、来客には全く慣れる気がしない。
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