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ラダははブログ ~ラダックで 母 奮闘~

ラダックの都「レー」でザンスカール人の夫と子供たちと過ごす毎日

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怒涛のデリー行き



7日にデリーに到着するはずが、突然レーで雪が降り始めたおかげでまさかのフライトキャンセル。

お客様には「十分余裕を持たせて飛行機のチケットを手配してくださいね」といつも案内していますが、改めて今回冬のフライトの恐ろしさを思い知りました。


7日の朝、少し曇っているなぁとは思っていたのですが飛ぶと信じ切って空港へ。

一緒に連れて行くデサルちゃんともう一人の男の子チョザン君と共にチェックインして飛行機を待っていました。

暴れまわる子供たちは私の手に負えず。

ちょっと目を放した隙に大事なお金をビスケットやジュースにつぎ込む二人。

初めての空港に大興奮、荷物カートで車ごっこ。

そしてその二人を良くわからないラダック語で叱りまくる日本人。


そんな3時間を過ごしたのち、「お客様のフライトは、悪天候のためレーの上空で引き返しました」という寂しいアナウンスメントを聞き、すごすごと町に引き返したのでした。



泣きすぎの頭痛で寝込んでいたデサルちゃんのお母さん、まさかの娘の帰宅に大喜び。

「ぜひ」ということだったので7日の夜は大喜びの母子の家に泊まることになりました。


昼から降り始めた雪は時間がたつにつれて大雪になり、8日のフライトは全部キャンセルかとあきらめていましたが

夜になると嘘のように天気が回復。

これは明日飛ぶかもしれないという淡い期待を旨に、「シクシク、シクシク、シクシク」というデサルちゃんのお母さんの泣き声を聞きながら眠りにつきました。


8日朝、快晴。

これぞ青空。

・・・国営航空インディアンエアラインズが大嫌いになりました。

まさかのまさかの追加フライトなし(激怒)。

「もともと8日はフライトがない日だから、スケジュールどおり9日には天気が良ければ飛ばします」という理解不能な理由により私たちが乗るはずだったインディアンエアラインズのフライトはキャンセルとなったのでした。


民間航空のジェットエアウェイズとゴーエアーは飛びそうだとのこと。


どうしてもどうしても8日中にデリーに到着しておきたかった私は空港の知り合いに泣き付いてむりやりゴーエアーの席を確保。

(ジェットの席はオーバーブックだったそうです)


「ゴーエアー残り3席。もしデリーに今日中に飛びたければ今から30分以内に空港に来てください」と言われ、即決で「2席お願いします」と返答したのでした。


追加料金は一人あたり2万8千円。

デサルちゃんのお母さんに「私だけデリーに行きますネ。デサルちゃんは明日デリーに飛んできてね。」と宣告することがどうしてもできず、やむなく二人分の追加料金を支払うことになった私。

(いつかきっと武勇伝になるはず・・・またまた号泣)

チョザン君は知り合いの大人と翌日一緒にデリーに飛ぶということだったので、大急ぎで空港へ向かいデサルちゃんと創一を連れて私はデリーへと飛び立ったのでした。


飛行機の中でも「今すぐシートベルトを締めなさい」という私の怒声が響き渡っておりました。


デリーに到着すると、気温22度(もちろんプラス)。

温度差と車にやられたデサルちゃん、吐く吐く。

そんなこんなで、ようやく8日の午後5時にマジュヌカティラ(チベッタンコロニー)のゲストハウスに到着した私は、喜びと安堵のあまりしばらく小躍りしてしまいました。


皆様、今わたくしは無事にデリーにおります!!!!!!!!

自分の勇気と決断力と責任感が試される過酷な「デリー行きのフライト」でした。
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