映画に出演することになる
数週間前に珍しくインドの方がラダックの人に連れられてオフィスにきました。
うちの旅行代理店はインド人のお客様はほとんどいないので、どうしたかなと思っていたら、実はその人はインド映画の監督?スタッフ?の方で、私への映画出演の依頼の話でした。
その人によると、映画は「子供が椅子を壊す話」で、どういうわけか日本人女性の出演者が必要とのこと。
全く話がわかりませんが、とにかく日本人が必要で、私のことを知っているラダックの人に聞いてオフィスにやってこられたのでした。
撮影は7月中、1日で終わらなかった場合は2日間になるかもしれないとのこと。
「7月めっちゃ忙しい、ごめんね無理です」と言ってお断りしたのですが、どうしてもと頼まれ、さらに「出演料5000ルピー(8500円ぐらい)を考えている」と懇願されたことをきっかけに、私の心は大きく揺らぎはじめ、最後にはつい「出ます」と返事をしてしまいました。
どんな規模なのか、どんな話か、出演者は誰なのか、全くわかりません。
ただ、私への出演料の話になった時に(決して自分からは ギャラはいくらなの?とは聞いていません、断じて!)、そんなに予算があるわけじゃない、大がかりな映画じゃない、と言っておられましたので、夢のアミルカーン様との共演ではないことは確かです。
また、前述したとおり「とにかく椅子を壊す話だ」としきりにおっしゃっていましたので、もしかしたら私も椅子をぶち壊すのかもしれません。
きっとそうに違いない。
その場合に備えて、夫ヤンペルと喧嘩になった時には、思う存分椅子を壊して練習したいと思います。
昨日もどんな理由かすでに忘れたけれど、夕方ヤンペルと口論になり何かを壊したい衝動にかられました。
ですがその時は、怒りで椅子を壊す練習のことすっかり忘れていました。
撮影の場所は、下ラダックのヤンタン村とのこと。
オフィスに来られた監督さん、「私の映画では嘘はつきたくない、日本人のシーンでは本物の日本人を使いたいんだ、リアリティ、リアリティ、リアリティ、アイ、ニード、リアーーーリティーーーーー!!!!!!」とおっしゃっていました。
私は正真正銘本物のリアル日本人なのですが、見た目の日本人度が薄れているらしく、さらにリアリティを出すために、「撮影当時は、かならず日本語がかかれた本みたいなものを持ってくるように」と指示が出ました。
「見たら、本当の日本人が出演しているとすぐにわかるもの、例えば日本語が書いてある本が欲しいんだよね」とのこと。
できればダイヤリーが良いと言われたのですが、残念!私のつけてる日記、もちろん日本製の日記帳で、日本語で日記つけてますが、表紙には英語でdiaryと書いてある。
説明するのがめんどくさかったので、「撮影時には、私の日記を持っていきますから、私日本語かけますから」と言っておきました。
ヤンペルにそのことを話したら、「・・・・・・・・・・・あなたが日本人ってすぐにわかる証明の本? それパスポートじゃん、パスポートの顔写真のページを見せびらかしてるところを撮影してもらったら? 顔写真も載ってるし、リアリティ出るよね」と言っていました、ナイスアイデア!
さらに、「日本の伝統衣装持ってないの?」と聞かれましたが、ごめんなさい着物持ってきてないし、着物着ない。
ヤンペルが冬の間愛用してるちゃんちゃんこあるけど。
一目で日本ってわかる日本の伝統カバンとか、日本の伝統マフラーとか無いのとも聞かれましたが、ごめんなさい、そんなのない。
・・・・あっヤンペルがめっちゃ気に入っている大仏柄のカバンがあったじゃないですか。

雷門って漢字が書いてあるし、あれは監督お喜びになるかもしれません。
数週間前にこういったやりとりがあって、しばらく音沙汰なかったので話が流れたかなと思っていたのですが、昨日またオフィスにいらっしゃって「絶対出てね」と念押しがありましたので、多分確定です。
ということで、本業では全くありませんが、5000ルピーのお小遣いを稼ぐために、一生懸命頑張りたいと思います。
・・・緊張するとめちゃくちゃニヤニヤというかゲラゲラしてしまう癖があるのですが、大丈夫かな・・・。
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順位が上がったらもっと真面目に頑張れそうな気がする今日この頃です。
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