悲願の五体投地
昨日は私にとって記念すべき一日となりました。
数年間、ずっと参加したい参加したいと思っていた五体投地の大行列。
私もついに行列に加わってお祈りをしてきました。
五体投地が行われるのは3日間。
本当は全部参加したかったのですが、直人に授乳したり仕事が入っていたりと諸事情があり、全部は参加できませんでした。
ということで今年は練習と今後の可能性を探るため、最も厳しい上り下りの部分を選んでみました。
昨日は朝の3時に家を出発。
ラムドゥンスクールというナムギャルツェモの下のあたりにある学校のホールに集合。
ひたすら待たされ、そののちに始まったのはお説法と五体投地に参加するための儀式。
儀式はなんとびっちり2時間、5時から7時まで。

小さいホールに集まった大量の人々が押し合いへし合い、つぶされそうでした。
身動き取れずに固い床に座り、お尻に激痛が。
あれほどざぶとんを恋しく思ったことは今までありませんでした。

お祈りの後にみんなでお米をまきました。
いくらラダック語の日常会話ができるといっても、仏教の専門用語だらけのお坊さんのお説法はよく理解できず、ひたすらお尻の痛みに耐え続けた2時間でした。
今思い返しても、朝の待機時間とお説法と儀式の2時間がなによりもいちばんつらい体験でした。
さていよいよ五体投地の始まりです。

形から入るのが大好きな私。
本当はレーの人たちがつけている五体投地専用のエプロンが欲しかったのですが、段取り悪く入手(というか作成)できず。

ひざとひじにプロテクターを着けて挑みました。
ちなみにこのプロテクターは創一と秋生のもの。
前回の日本帰国時にラダックに運んできたものでした。
結論から申し上げますと、このプロテクターがなかったら、私の膝は使い物にならなくなっていたと思います。

ここから先は、私は五体投地に専念していましたので、ヤンペル応援隊長が撮影した写真です。


全員でお経の歌を大声で歌いながら、五体投地で進みます。
この集団の中で、間違いなくいちばん信仰心の欠けているのが私だったと思います。

ということで控えめに後ろの方で参加しました。


勾配がきついところは、五体投地をしようとしても体がずりずりと下に落ちてしまい、なかなか前に進むことができませんでした。

ナイス!フォトグラファーヤンペル!
プロテクターを付けていたにもかかわらず、膝は血だらけになっていました。
でも五体投地自体は全く問題なく、いつまででも続けることができそうでした。
ですので次はぜひエプロン着用で3日間全部参加したいと思います。
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