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ラダははブログ ~ラダックで 母 奮闘~

ラダックの都「レー」でザンスカール人の夫と子供たちと過ごす毎日

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チャダルロード 視察の報告


昨晩遅くチャダルロードの視察から夫が帰ってきました。
チャダルロードの視察詳細については過去の記事「今夜は母子みずいらず」をご参照ください。

何やらお腹と頭を押さえながら、痛い痛いと言いながら帰ってきました。
ただの二日酔いのようです。
一日たった今晩も引き続き頭痛と腹痛を訴えています。
間違いなくただの二日酔いです。


視察の成果について尋ねたところ、宴会だけを楽しんだのではなく、ちゃんと目的は果たしてきたようです。
写真もたくさんたくさん撮ってくれていました。

視察ツアーは以下のとおり行われたとのこと。

<一日目>
①早朝キッチンスタッフがレーを出発。チリンにて昼食を用意し始めます。
②視察のグループ、レーを9時出発の予定がもちろん遅延し10時発。
③チリンで遅いランチを食べた後、早速新道の視察へ。
④途中、車一台がパンク。
⑤車がUターン出来ない場所から、新道の最終地点まで500m程全員で歩き、最終地点で皆で大喜び。
⑥そこで集合写真及び視察のリーダーの演説。いかにこの道路の開通が大切か等々。
⑦チリンへ戻って宴会開始。
⑧呑む、歌う、踊る。

<二日目>
①朝食
②午後3時まで、謎の空白の時間。
③午後3時、レーに向けてチリンを出発。
~道中、何回も宴会~
(通常2時間~3時間あればレーに到着します)
④午後8時過ぎ、レー着。

(二日目の時間配分の意味が全く分からない)

チャダルロードは、チラットスムドのほんの手前(50m程?)まで出来ていたそうです。
チラットスムドは、チャダル氷の回廊トレッキング)の一泊目の宿泊場所。
厳冬期にさしかかるまでは、ゆっくりながらもまだ工事が続けられるとのことで、この冬のチャダルの時期までにはチラットスムドまで新道が建設されるだろうとの事でした。

ただし、夫によると「チリンからチラットスムドまでの行程はとても美しく、車で行くなんてもったいない」そうなので、写真撮影や観光でチャダルをする場合には、是非チリンからのスタートをお勧めしたいと思います。

以下、夫が撮影してきた写真です。

記念碑
Sign 1

Sign 2


ニモー(インダス川とザンスカール川の合流点)11月はこんな色です。
Indus and Zanskar river late Nov


新道とザンスカール
Zanskar river and new road


タイヤがパンク
Fixing flat tire


この川が凍ったらどんな色になるのでしょう・・・
Chaddar route 2


先に見えるのがチラットスムド
Tilat Sumdo1


道路の最終地点で皆大喜び
Excited Zanskari at the very end


大喜びその2
The end of the road


ザンスカール
See the beauty of river


新道工事の様子
Road construction


険しくも美しい渓谷を流れるザンスカール
Chaddar route1


チリンからの風景
View from Chiling


11月後半 チリンの風景
Chiling Late Nov 2


視察団の朝食 ツァンパのトゥクパ(スープ)
Tsanpa Thukpa for BF


視察団の朝食 コラック(ツァンパ+牛乳+塩)
Kholak for BF made of Tsanpa


視察団の朝食風景 チリンにて
BF in Chiling


チリンからザンスカール川を臨む
Zanskar Tsangpo at Chiling


チリン村は鍛冶屋で有名です。
この村に住む7件の家族はみんな鍛冶屋。
ところで「チリン」とは、「外の村」という意味。
夫がこの名前にちなんだ素敵な伝説があると教えてくれました。

シェー王宮にあるお釈迦様の胴像は、ネパール(外国)から雇われた優れた鍛冶屋によって作られたそうです。
時の王様はできばえに満足して、彼らが希望するなら好きな土地に住んでもいいとお許しを出されました。
そこで彼らはレーから遠く離れたこの場所を選び、それからこの地はチリン(外の村)と呼ばれるようになりました・・・。
これは言い伝えなので本当のところはわかりませんが、チリンの金物は今でもとても有名です。

鍛冶屋のおじいさん
Glod Smith in Chiling1


銅製のティーポット。
ひとつなんと4000ルピー。
真ん中の板のようなものは、ティーポットの首部分を作るための道具だそうです。
Copper pot 4000INR

チリンの民家
House in Chiling


チリンの民家
Chiling late Nov

チリンからの眺め
View from Chiling


たくさん写真を載せてみましたがいかがでしょうか。

私は美しすぎるザンスカール川の写真を見て、凍ったらどんな色になるのかこの眼で確かめなければ、と改めて思いました。

12月中には私も直接チラットスムドまでの新道やチリン村の様子を視察する予定にしています。

この冬に私もポーターを雇って我が子と共にチャダルでザンスカールに行くと夫に主張してみたところ、きっぱりと拒絶されました。

しかし、今回諦める代わりに「来冬(2012年の1-2月)親子でチャダル」の約束は取り付けましたので、ここで皆様に確かに報告させていただきます。

親子でチャダル・・・今から2012年の冬が楽しみで仕方ありません。


以上、ラダックの小さな旅行代理店 Hidden Himalayaより、実りあるチャダルロードの視察(二日酔いつき)の報告でした。
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| チャダル(氷の回廊) | 22:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

 美しいザンスカール河の沢山の写真ありがとう。
 チャダルロードが完成したらザンスカールまで本当に近くなりますね。あと7年ですか~。
 皆さん待っているんですよね。私は完成の知らせを聞くことが出来るかな?
 1年でも早く開通することを祈ってます。
  

| okabe | 2010/11/24 11:48 | URL |

チャダル

いつも素敵なコメントありがとうございます!
今後、視察団のリーダーが政府に対して道路の建設をもっとスピードアップするように働きかける段取りになっているそうです。
地元の人たちが待ちに待っているチャダルロードの完成、早くブログでお知らせしたいと私も願っています。

| jokosachi | 2010/11/24 23:29 | URL | ≫ EDIT















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