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ラダははブログ ~ラダックで 母 奮闘~

ラダックの都「レー」でザンスカール人の夫と子供たちと過ごす毎日

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今夜は母子みずいらず

今日は、夫が1泊2日の出張です。
レーには、Hidden Himalayaを含めて、ザンスカールの人が経営する旅行会社が20件程度あります。

なんでも今回はザンスカール旅行業組合(?)一同、及びラダックに滞在しているザンスカールパ(の人)が集まって、チャダルロードの視察のため、チャダルの起点である「チリン」付近へでかけるらしいのです。

夫はオーガナイザー兼会計係を任されて、何やら張り切っていろんなところに電話をかけ、指示を出していました。

このチャダルロードの視察は3年前から毎年行われていて、3回目の今年は合計22人のザンスカールパが参加するとのこと。

「私もぜひ視察に行きたい」と言ってみたところ、夜はザンスカールパのザンスカールパによるザンスカールパのための宴会騒ぎが行われるからと拒絶されました。

ということで、今朝より創一と母子二人水入らずで過ごしています。

ところで、チャダルロードとは。

秘境中の秘境として名高い「ザンスカール」は、一年のうち秋、冬、春の約7ヵ月、道路(車道の途中の峠)が雪で閉ざされ、陸の孤島となります。
ザンスカールの降雪量は、レーの1.5倍。
その年の降雪状況にもよりますが、例年12月頃から翌年6月頃までの期間、峠は閉ざされたままです。

この期間のうち一番寒い時期にあたる1月中旬から2月中旬のみザンスカール川が凍り、川の上を歩けるようになります。

凍ったザンスカール川を使ってザンスカールとレーを行き来する事を、チャダルと言います。
日本では、「氷の回廊」として有名ですね。

昔からザンスカールの人たちは、このチャダルを利用して厳冬期にレーとザンスカールを行き来していました。

もしも、このルートに沿って車道ができれば、渓谷の平坦な道になるため雪で道路が閉ざされる心配もなく、またカルギルを回っての大回りルートより、大幅に距離を短縮できるようになります。

ということで、ザンスカールの人たちは、20年も前からこのチャダルのルートに沿った新しい道路の建設を切望してきました。

ところが、資金不足などの問題により全く工事は進まず。

しかし、この地はインドとパキスタンの国境地帯。
2000年、インド政府はザンスカールの住民が切望しているこのルートを開通させることがすなわちインドの国境を強化する事につながるととらえ、公的機関によって建設を進めることを決定しました。

現在チャダルに沿って、公的機関であるBRO(Border Road Organization)により、新しい道路の建設が進められています。
開通予定のルートは、ニモー(インダス川とザンスカール川の合流地点)からパドゥム、そしてさらにパドゥムからダルチャ(マナリへのルート)。

このうちのレー⇔ザンスカールのルートをラダック、ザンスカールの人たちはチャダルロードと呼んで、毎年どれぐらい工事が進んでいるかを皆で確認しに行くのだそうです。

この視察一つをとってみても、地元の人たちがどれだけこのルートの開通を切望しているかお分かりいただけるかと思います。

あとどれぐらいで新道が完成するのか。
「10年はかからないと思う、7年ぐらいじゃないかな」と夫が言っていました。

7年ですか。
ザンスカールの人たちは、まだまだチャダルを続けなくてはいけないようです。

たくさん写真を撮ってくると言って出かけて行きましたので、夫が視察から帰ってきたら、またチャダルロードの最新情報について報告したいと思います。
(宴会の写真ばかりではないことを願うばかりです。)
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