チャダルトレッキングのご案内 冬のラダック
チャダルトレッキング
今回は、冬のラダックで体験できる特別なトレッキング「チャダル」についてご紹介させていただきます。
NHKのドキュメンタリーで氷の回廊と紹介された知る人ぞ知る「チャダル」。
ありがたいことにブログを通じてのお問い合わせもたくさん頂いていますので、夫から依頼を受けての記事作成です。
チャダルのトレッキングは、冬のレーで体験できる特別なトレッキングです。
ザンスカールとレー(実際にはチリンという場所ですが)の間を流れるザンスカール河が凍り、その上を歩く「チャダル」。
冬の間、ザンスカールとレーをつなぐ道路は積雪のため閉ざされます。
そのため、このチャダルがザンスカールとレーを結ぶ唯一の道となるのです。
今でもザンスカールの人々にとっては本当に普通の交通手段として利用されているのですから驚きです。
通常であれば、観光客が安全にチャダルのトレッキングを行うことができるのは1月中旬から2月20日の間。
とても期間は限定されています。
この時期は、ザンスカール河が最もしっかり凍っている時期。
ザンスカール河がしっかり凍っていないととても移動が困難なのです。
ヨーロッパからのお客様の中にはチャダルはすごく危険が伴ったもので特別な装備が必要なトレッキングなのではないかと考えていらっしゃる方がいます。
ですがチャダルは実際は危険が伴うような旅ではありません。
峠もありませんし、全行程における高度は3100~3500mですし、毎日のトレッキングの時間は平均5-6時間です。
地元の人々は昔からザンスカールとレーの間をずっと行き来してきましたし、中には10歳ほどの小さな子供もチャダルを普通に体験してきました。
夫のツェワンも1987年に初めてチャダルでザンスカールからレーに出てきました。
10歳の時だったそうです。
彼をレーで学校に通わせるためのチャダルで、お父さんと他に3人のメンバーが一緒だったそうです。
チャダルにはアイスアックスやクランポン等の特別な装備を持ってきていただく必要はありません。
ご案内する持ち物(暖かい羽毛のジャケット、トレッキング靴、フェイスマスク、ゴーグル、マフラー、ストック、ウォータープルーフのシューズカバー、帽子、手袋など)を用意していただくことはもちろん重要です。
その上で経験をつんだザンスカールのガイドやポーターが案内するチームと一緒にチャダルトレッキングに出れば、まず危険な目にあうことはないはずです。
また、チャダルを経験されると、ラダック及びザンスカールの冬の文化を体験できることがメリットだと夫は言っています。
冬のこの地域は、夏のベストシーズンとは完全に異なります。
実は私は冬をこの場所で経験したことはありませんが、冬のザンスカール・ラダックは雪に覆われ、神秘的でとても美しいそうです。
そんなことを聞かされていますので、今年初めて冬のラダックに滞在するのをとても楽しみにしています。
さて、次に具体的な日程についてです。
チャダルへ出発するためには、高度順応のためレー到着後少なくとも2-3日はレー(もしくはアルチへの観光など)に滞在していただく必要があります。
実際にチャダルのトレッキングを体験していただくのは片道6日、チリンからHanamur村(3500m)の間です。
往復で12日間は完全に凍ったザンスカール河の上を歩いていただくことになります。
この間お客様はテントを利用していただくこととなります。
テントを設営する場所は、凍ったザンスカール河のそば。
ただし、ポーターは昔から利用されている洞窟の中で夜を過ごします。
この昔から受け継がれているチャダルの伝統を見ることができるのも、とても貴重な経験だと言っています。
レーからザンスカールに向かった場合、Hanamur村以降(3500m)以降は、全ての宿泊が地元の伝統的な家でのホームステイとなります。
このホームステイは冬の伝統的な生活を体験していただく良い機会になること間違いありません。
下記、夫が作成したモデル日程です。
Day 01 Japan Delhi
Day 02 Delhi Leh.
Day 03 Leh Spare day.
Day 04-Leh – Chilling by Drive.
Day 05 Chilling – Tilat Sumdo 3100m
Day 06 Tilat Sumdo -Gyalpo camp.
Day 07 Gyalpo camp -Dib cave 3225m
Day 08 Dib – Nyerak camp. (3390m)
Day 09 Nyerak –Dip Kongma. (3400m)
Day 10 Dip Kongma- Hanamur village. (3500m)
Day11 Hanamur-Pidmo village.
Day12 Pidmo – Pishu village
Day13 Pishu- karsha village.
Day 14 Rest at Karsha to visit local houses and the beautiful monastery of Karsha.
(Karsha Gonpa and Chuchik jal Nunnery.)
Day 15 Karsha- Pishu.
Day 16 Pishu- Pidmo.
Day 17 Pidmo -Hanamur
Day 18 Hanamur-Dib Kongma.
Day 19 Dib Kongma- Nyerak camp.
Day20 Nyerak –Dib Cave
Day 21 Dib cave –Gyalpo.
Day 22 Gyalpo-Tilat Sumdo.
Day 23 Tilat Sumdo – Chilling- Leh.
Day 24 Leh
Day 25 Leh Delhi
Day26 Delhi- Japan.
この日程は、レーからザンスカールの往復のチャダルトレッキングです。
もしこんなに日程が取れない・・・という場合はチリンからスタートして2-3日チャダル、そしてレーへ、という日程でのアレンジも可能です。
チャダルにご興味のあるお客様、何かご質問のある方、どんなことでも結構ですのでお問い合わせをお待ちしています。
以上、Hidden Himalayaから、冬のラダック旅行についてのご案内でした。
今回は、冬のラダックで体験できる特別なトレッキング「チャダル」についてご紹介させていただきます。
NHKのドキュメンタリーで氷の回廊と紹介された知る人ぞ知る「チャダル」。
ありがたいことにブログを通じてのお問い合わせもたくさん頂いていますので、夫から依頼を受けての記事作成です。
チャダルのトレッキングは、冬のレーで体験できる特別なトレッキングです。
ザンスカールとレー(実際にはチリンという場所ですが)の間を流れるザンスカール河が凍り、その上を歩く「チャダル」。
冬の間、ザンスカールとレーをつなぐ道路は積雪のため閉ざされます。
そのため、このチャダルがザンスカールとレーを結ぶ唯一の道となるのです。
今でもザンスカールの人々にとっては本当に普通の交通手段として利用されているのですから驚きです。
通常であれば、観光客が安全にチャダルのトレッキングを行うことができるのは1月中旬から2月20日の間。
とても期間は限定されています。
この時期は、ザンスカール河が最もしっかり凍っている時期。
ザンスカール河がしっかり凍っていないととても移動が困難なのです。
ヨーロッパからのお客様の中にはチャダルはすごく危険が伴ったもので特別な装備が必要なトレッキングなのではないかと考えていらっしゃる方がいます。
ですがチャダルは実際は危険が伴うような旅ではありません。
峠もありませんし、全行程における高度は3100~3500mですし、毎日のトレッキングの時間は平均5-6時間です。
地元の人々は昔からザンスカールとレーの間をずっと行き来してきましたし、中には10歳ほどの小さな子供もチャダルを普通に体験してきました。
夫のツェワンも1987年に初めてチャダルでザンスカールからレーに出てきました。
10歳の時だったそうです。
彼をレーで学校に通わせるためのチャダルで、お父さんと他に3人のメンバーが一緒だったそうです。
チャダルにはアイスアックスやクランポン等の特別な装備を持ってきていただく必要はありません。
ご案内する持ち物(暖かい羽毛のジャケット、トレッキング靴、フェイスマスク、ゴーグル、マフラー、ストック、ウォータープルーフのシューズカバー、帽子、手袋など)を用意していただくことはもちろん重要です。
その上で経験をつんだザンスカールのガイドやポーターが案内するチームと一緒にチャダルトレッキングに出れば、まず危険な目にあうことはないはずです。
また、チャダルを経験されると、ラダック及びザンスカールの冬の文化を体験できることがメリットだと夫は言っています。
冬のこの地域は、夏のベストシーズンとは完全に異なります。
実は私は冬をこの場所で経験したことはありませんが、冬のザンスカール・ラダックは雪に覆われ、神秘的でとても美しいそうです。
そんなことを聞かされていますので、今年初めて冬のラダックに滞在するのをとても楽しみにしています。
さて、次に具体的な日程についてです。
チャダルへ出発するためには、高度順応のためレー到着後少なくとも2-3日はレー(もしくはアルチへの観光など)に滞在していただく必要があります。
実際にチャダルのトレッキングを体験していただくのは片道6日、チリンからHanamur村(3500m)の間です。
往復で12日間は完全に凍ったザンスカール河の上を歩いていただくことになります。
この間お客様はテントを利用していただくこととなります。
テントを設営する場所は、凍ったザンスカール河のそば。
ただし、ポーターは昔から利用されている洞窟の中で夜を過ごします。
この昔から受け継がれているチャダルの伝統を見ることができるのも、とても貴重な経験だと言っています。
レーからザンスカールに向かった場合、Hanamur村以降(3500m)以降は、全ての宿泊が地元の伝統的な家でのホームステイとなります。
このホームステイは冬の伝統的な生活を体験していただく良い機会になること間違いありません。
下記、夫が作成したモデル日程です。
Day 01 Japan Delhi
Day 02 Delhi Leh.
Day 03 Leh Spare day.
Day 04-Leh – Chilling by Drive.
Day 05 Chilling – Tilat Sumdo 3100m
Day 06 Tilat Sumdo -Gyalpo camp.
Day 07 Gyalpo camp -Dib cave 3225m
Day 08 Dib – Nyerak camp. (3390m)
Day 09 Nyerak –Dip Kongma. (3400m)
Day 10 Dip Kongma- Hanamur village. (3500m)
Day11 Hanamur-Pidmo village.
Day12 Pidmo – Pishu village
Day13 Pishu- karsha village.
Day 14 Rest at Karsha to visit local houses and the beautiful monastery of Karsha.
(Karsha Gonpa and Chuchik jal Nunnery.)
Day 15 Karsha- Pishu.
Day 16 Pishu- Pidmo.
Day 17 Pidmo -Hanamur
Day 18 Hanamur-Dib Kongma.
Day 19 Dib Kongma- Nyerak camp.
Day20 Nyerak –Dib Cave
Day 21 Dib cave –Gyalpo.
Day 22 Gyalpo-Tilat Sumdo.
Day 23 Tilat Sumdo – Chilling- Leh.
Day 24 Leh
Day 25 Leh Delhi
Day26 Delhi- Japan.
この日程は、レーからザンスカールの往復のチャダルトレッキングです。
もしこんなに日程が取れない・・・という場合はチリンからスタートして2-3日チャダル、そしてレーへ、という日程でのアレンジも可能です。
チャダルにご興味のあるお客様、何かご質問のある方、どんなことでも結構ですのでお問い合わせをお待ちしています。
以上、Hidden Himalayaから、冬のラダック旅行についてのご案内でした。
- 関連記事
-
- 2011年、チャダルの季節到来。 (2011/01/20)
- チリンへ行ってきました (2010/12/13)
- チリンへ(チャダル開始ポイント)視察に行ってきます (2010/12/12)
- チャダルロード 視察の報告 (2010/11/22)
- チャダルトレッキングのご案内 冬のラダック (2010/09/18)
スポンサーサイト
| チャダル(氷の回廊) | 00:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑