昨年秋ごろから長期間ラダックを不在にしていたことを激しく後悔した出来事がありました。
題して「おねえさまアスパラ引っこ抜き事件」。
去年の春、それはそれは特別な気持ちを込めて植えたアスパラガスの種。
毎日毎日アスパラの芽よ出て頂戴出て頂戴と祈り、そして祈りはアスパラガスの神様に通じようやくゆっくりと成長していたアスパラガス。
芽がなかなか出なかった時、お姉さまがアスパラガスは死んだと思ってほかのものを植えるためにその区画を耕した時には激しく動揺。
芽が出た後もなかなか大きくならないので、お姉さまは「ちっちゃい、死んでるんじゃ・・・玉ねぎ植えとく?」という発言をしていらっしゃいましたが、「アスパラガスは最初の年は実がならないのです、2年、3年後にようやく食べれるようになるのです、冬もそのまま何もせずにほったらかしにしておけば越冬するのです、どうか摘み取らないで・・・」と何度も念押し。
ヤンペルにも念押ししてラダックを離れたのですが、お姉さま私の不在中にアスパラ全刈り取り。
「枯れてたから刈り取って廃棄した」とおねーさま。
絶対わざとじゃない。
100パーセント私の言っていたことを忘れていただけ。
悪気は皆無。
私の大好きなおねーさま。
私が不在だったのがそもそもだめだった。
しかし、あんなに大切に育てていたアスパラを全部刈り取ったと知った日は、さすがに私の心は荒れました。
私がこれまでにない動揺(いやあれは抑えきれない怒りだった)を見せているのを察知してめっちゃ謝られました、おねーさまごめんなさい。
アスパラガス死亡事件に落ち込み引きずっている大人げないわたしを、長男創一が慰めたりしていました、そういちさまごめんなさい。
そーいち「また種植えて育てればいいよ、去年芽が出たんだからまた植えれば芽が出るよ」
母「ヤダヤダ!また一からチマチマ育てたくないッ それに今年は種持ってきてないッ 植えるの来年? そしたら食べれるの2年か3年後だよぉぉぉ もしかしたら今年食べれたかもしれないのにィィィィ」
そーいち、もはや慰める言葉なし。
もはや駄々っ子以外の何物でもなかった。
なんて大人げない大人なのだろうか。
ところが最近、おねーさまが刈り取りミスったアスパラガスが1本だけ生き残って生えてきているのを発見。
「・・・・・・・・・・ほら冬越すって言ったでしょ」という蒸し返し発言をぐっと飲みこみ、おねーさまと喜びをわかち合いました。

生き残ったアスパラガス1歳がかわいすぎて、やっぱり気を取り直してまたいつか種を日本から持ってきて、アスパラガス育て始めようかななどと考え直しています。
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