つい2日前ほど、年配の日本人の男性旅行者に営業妨害を受けました。
その方は、Hidden Himalayaのお客様ではありません。
その方はレーご到着直後に情報収集のためHidden Himalayaのオフィスに立ち寄られました。
Hidden Himalayaをご利用の予定ではなさそうでしたが、お客様に私が作ったレーの市内マップをお渡ししているのをご覧になって、「その地図をください」とおっしゃったので、差し上げました。
レーのことや旅行のことなど、様々質問を受けたので回答しました。
それ以外のかかわりは一切ありません。
以降音沙汰はなかったのですが、2日前、Hidden Himalayaをご利用のお客様に声をかけ、Hidden Himalayaは高いからキャンセルをしなさいとアドバイスをされ、お客様と一緒にオフィスに居らっしゃいました。
お客様は専用車を頭割りでご利用いただく「シェア」のスタイルでのご旅行でした。
お申し込み時に「ご参加をご決定の時点でほかのお客様のお支払金額が変更になるので、体調や天気やその他の事情でのキャンセルは全額のキャンセル料がかかってしまうのですがよろしいですか」と念を押して、ご了承いただいて手配をおうけしていました。
当然「先ほどご説明したとおり、シェアでのご利用ですのでキャンセル料がかかってしまいます」と申し上げたところ、年配の日本人旅行者の方が突然激昂。
「他のオフィスで600ルピーで受けている許可証を、ここでは800ルピーで手配している、ぼったくりだ」
「キャンセル料がかかるなんて聞いたことがない」
「何も知らずこのオフィスで申し込んだこの人がかわいそうだ」
「契約書は交わしたのか、交わしていないのであれば、Hidden Himalayaは裁判に負ける」
「自分はほかのオフィスで申し込んで、その後安いところが見つかったのでキャンセルしたが、キャンセル料はかからなかった、このオフィスはぼったくりだ」
得意げかつ当然のようにそのようにおっしゃっいましたが、その行為はどう考えてもHidden Himalaya以外の旅行代理店でも迷惑以外の何でもありません。
しまいには「ぼったくりのHidden Himalayaはものすごく評判が悪い」
とおっしゃいました。
その方のすべての発言に、納得できるところは私にはありませんでした。
許可証に関しては、大量にさばくところは600ルピーで手配を受けているところがあります。
700ルピーのところもあれば、800ルピーのところもあります。
それはサービスや旅行代理店の値決めやポリシー等の結果の料金だと思います。
ちなみに、レーのタクシーには公定料金が設定されていますが、それはタクシー協会が決めた、「その料金を下回って手配してはいけない」というルールです。
「この料金設定以外認めない」という意味ではありません。
もしも公定料金以下で過剰に営業活動が行われた場合、それに伴って価格の引き下げ競争が起こり、タクシードライバーが適切な報酬を受け取ることが出来なくなる、もしくは適切に仕事を得ることができなくなるからです。
ドライバーの質や、車の質、その他のさまざまな事情によって値段を公定料金以上で設定したとしても、お客様にきちんとサービスを受けていただくことが実現できれば、問題ないのです。
むしろサービス云々の問題でもなく、たとえ一般的なオフィスの料金設定を大幅に上回っているとしても、お客様が納得して料金を支払われるのであれば、あれこれ言われることではないのではないかと思います。
旅行の手配に限らず、まったく同じ商品を販売するのであっても、仕入れや利用者の人数、店の立地や従業員の数によって、大きく値段が異なることは多々あるのではないでしょうか。
無理やり買わせたり、うそをついて買わせたりする場合は当然売る側に大きな問題がありますが、購入する人が値段とサービスを理解して決定した場合はどうなのでしょうか。
その方は「お前の提供するサービスはどんなにすごいのか」とおっしゃっていました。
その方には言いませんでしたが、Hidden Himalayaを選んでいただき、ご依頼いただいたお客様の期待に応えれるよう全力で努力をしていますし、積み重ねてきた経験と知識や有事のサポートが私たちの強みだと思っています。
他のオフィスをご利用のお客様が、許可証手配のためパスポートを預けたら、予定通りパスポートを返してもらえないと泣きながらHidden Himalayaのオフィスに駆け込んでこられたこともありました。
いろんなことの総合で決めた料金をぼったくりだと言いきるその方の価値観は、申し訳ないですが理解できません。
料金が安ければ安いのがご希望であれば、それでいいと思います。
同行者の募集がたくさん見つかるオフィスがご希望であれば、レーの市内でまったく問題なく探していただけると思います。
たとえば日本語でのご案内が必要であればHidden Himalayaのご利用もぜひご検討いただいてはいかがかと思っています。
ただ、それは各自の好みであって、各自が選択をして決定することではないでしょうか。
お客様からお申し込みのご依頼を受ければ、それに伴い、ご旅行内容の書面の印刷、車やドライバーの手配等、様々な業務が発生します。
お申込み前の旅行者の方に「あそこは高いからやめておいたほうがいい」とアドバイスをされるならわかりますが、お申し込み後のお客様に、「ここは高いからキャンセルしなさい」と指導し、オフィスで騒ぎ立てるのは、間違っています。
普段私は、自分が経営するHidden Himalayaの評判やお客様からの印象をとても大切にしているので、非常に稀ですが、理不尽で自分で全く納得できなくても、すぐに「申し訳ありません」と多少の損は承知の上でお客様とぶつかり合うことを避けて謝罪して対応することにしています。
(その分ヤンペルの前で、ビールをガブガブ飲みながらぶちまけますが。そしてヤンペルは私の暴言を聞いて「そんな風にいうもんじゃない」といつも逆に意見をしてくるためますますストレスが募るので、残念ながら聞き手には最高に向いていません。)
自分がこれまで積み上げてきたことを、つまらないことで台無しにしたくないし、何よりめんどくさい。
ただ、この時は、その旅行者の方に対して「裁判でもなんでもおこしたいのなら結構です。真っ向から立ち向かいます。二度とオフィスには来ないでください。」と言いました。
ネットにHidden Himalayaの批判を書かれるなら、それでもいいかなと思いました。
この方の行っている行為は、偏った価値観だけを振りかざした営業妨害で、ご自分の旅行はどうぞしたいようにこれからもお続けください、でも明らかに行き過ぎた迷惑行為は絶対に許せないと思ったからです。
結局お客様はそのままご利用いただき、もちろん問題なくご旅行が終了しました。
その方にさえ合わなければ、お客様はもっと楽しくご旅行いただけていたはず。
営業妨害だけでなく、お客様のご旅行の楽しみも奪う、センスのない行動だと思います。
その方には口答えをしてしまったので、おそらくレーで日本人の方に会うたびに声をかけてうちのオフィスの批判をされるのだろうな・・・・。
・・・・めっちゃ嫌だな・・・・・。
どうかHidden Himalayaのお客様がその方にお会いになられませんように、お会いになっても無視してくださるようにと、心の底から神仏に祈っています。
にほんブログ村