地獄の底より
この世に舞い戻ってまいりました。
9月後半、怒涛のシルバーウィークを乗り切ったころから体調が悪化。
高熱と吐き気で10日間全く食べれず、今度ばかりは本当に死ぬかもと思いました。
ヤンペルに「私に万が一のことがあった時はこういう風にお客様に返信してね」などと遺言めいたことを口走り、幻覚や幻聴まで体験。
入退院および自宅での療養を続け、今ようやく生きた心地を取り戻しています。
ただの重い風邪かと思っていましたが、最終的に私の病気についた名前はA型肝炎。
恐ろしいほどの吐き気、異常な尿の色、そして私を見た誰もが指摘した「黄疸症状」。
体全体と、特に白目がまっ黄色になっていたらしく、ヤンペルにはそれはそれは心配をかけてしまいました。
全部完全にA型肝炎の症状に当てはまります。
一体いつどこで感染したのか、やはり可能性があるとすれば短期のデリー滞在かと思います。
当然ながら病院に入院し、最低1週間は入院と言われていたのですが、病院のすさまじい環境に精神破壊がおこり、泣きながらドクターに「病院無理、退院させてください なんでもします」と懇願し、自宅で点滴を打ち続けてもらいました。


半月でガリッガリにやせてしまい、体力は衰え、立っているのさえつらい状態ですが、この病気は治るのにあと2週間ぐらいはかかるそうなので、養生に努めようと思います。

多分33年間で一番痩せていると思われます。
油ものは厳禁らしいので、ひたすら煮物を作って食べています。
こんな時、お客様がお土産にくださった日本食に本当に助けられます。
絶食後におかゆを病院に運んでもらっていたのですが、「さくら梅干し」という絶品の梅干しでおかゆを食べたときには、生きててよかったとさえ思いました。
病気になると、いかに私が人に恵まれているのか、改めて思い知らされます。
生死の境をさまよっていた時のヤンペル、ヤンペルのお姉さん、ギャツォさん、やさしくおおらかに接してくださったお客様のやさしさは、一生忘れません。
ちなみに夫ヤンペルは秋生とともに大切なお客様に同行してザンスカールへ出張しています。
本当は私も一緒に行くはずだったのですが、病気のせいで大幅に計画変更、大切なお客様に迷惑をたくさんかけてしまいました。
今はとにかく全快に向けて努力を怠らないように気を付けます。
地獄のそうべえよろしく、一度本当に死んだと思ってこれから生きていきたいと思います。
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| 日々のつぶやきごと | 11:30 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑