一昨日、昨日、今日の午前中とネットが大変不安定だったため、昨日書いた記事を今頃になって投稿しています。
ネットが通じないと仕事にならず、大変不便を感じます。
--以下本文でございます--
山から帰ってきた夫とは、もっぱら夫婦喧嘩をしながら楽しく暮らしている今日この頃です。
さて、前回同行したトレッキングのツアーで乗るはずだったマナリからデリーへのキングフィッシャーのフライトがキャンセルになり、急きょ陸路でデリーへ向かった夫ヤンペルと皆様。
ここ一週間は、そのフライトキャンセルの後始末(返金等々)にも奔走していた私なのでした。
夫ヤンペルはこういった交渉事があまり好きではない?得意ではない??????ので、怒りの交渉はいつも私が担当させられています。
こういう交渉をするといつも思うのですが、さすがインド。
キングフィッシャーに電話をしても「お客様の乗るはずだったフライトは定刻通り運航されていたと記録がございますので、この件はお客様の勝手なキャンセルとみなしております」という怒りをあおる意味の分からない回答。
おっしゃっている意味が分からなさすぎて絶句して、私の頭がおかしくなったかと思いながらも戦いつづけた私。
フライトキャンセルが発生した8月14日から一週間もたった今日のつい先ほど、ついに「フライトはその日運行されていませんでした」とキングフィッシャーが認め、ようやくひと段落つきました。
・・・なんでやねん、なんでフライトが運行されてたか運行されてなかったか確かめるのに一週間もかかるねん、慰謝料、慰謝料、慰謝料!!!
これがもし日本やったら、この受け答えしたスタッフ全員クビになってるし、会社も潰れてるわ、裁判やわ。
隣で私の怒りの交渉を聞いて応援?していたヤンペルに「これインド人のあなたの仕事だと思うんだけど・・・」と一言。
ヤンペル「僕だったらあきらめてたよ」
私「・・・・・せめて心からありがとうって言って・・・」
ところでそんなヤンペル君。
現在キングフィッシャーにではなく、他のことにひどくお怒りなのです。
それは私の携帯電話にかかってくるいたずら電話。
数日前から一日に1-2回「僕と話をしようよ」とか「アイラブユー」とかそんなくだらない馬鹿げた電話がかかってくるのですが、それに激怒激怒激怒。
私が冷静に「どちらさまですか?」と対応していたら、電話を奪い取り「俺はヤンペルだぜ!!」と絶叫。
恐れおののいた(というかめんどくさいよ・・)私は別室に移動して別の仕事をしていたのですが、ヤンペルの「ビッチ!めす豚!」と叫ぶ声が聞こえたのは気のせいだと思いたい。
怒り狂ったヤンペルは、頭から湯気を出しながらせっせとパソコンで書類を作成。
電気がないのでオフィスではプリントアウトできず、わざわざ町のコピー屋に出向いて印刷していました。
ヤンペルによって作成された書類の差出人は勝手にJoko Sachiの名前になっていました。
その内容は、
ラダックに住む気弱な日本人妻(私)がここ数日かかってくる恐ろしいいたずら電話によっていかに苦しみながら暮らしているかを説明するものでした。
その書類に外国人からの届け出である事を強調するために、わざと日本語で無理やりサインをさせられ、ヤンペルは意気揚々とその書類を持って警察へと出かけてゆきました。
それで落ち着いたかと思うと、さらに思い立って電話会社にも同内容の書類を提出。
これで嫌がらせをしてくる不届きものたちを適切に懲らしめることができると非常に満足気なご様子です。
よくよく冷静に観察していると、どうやら私の事を心配しているという感じではなく、悪者を懲らしめるという目的を達成するために奔走しているという印象を受けるのが正直なところ。
この素晴らしい怒りエネルギーを他の事(たとえばキングフィッシャーとの交渉とか)に使ってくれたらとっても助かるのになと思う私なのでした。
あぁそれにしても忙しい。