お花見ツアー、最後の記事は
スクルブチャン村について。
実は、この村で素敵なホームステイをしていただくために、
スクルブチャン出身の方にドライバーをお願いしていました。
ドライバーは20歳のパルデン君。
彼は、ヘアスタイルをちょっとモヒカンみたいにしていて、イマドキの
ラダックっ子そのもの。
でもその見かけとは裏腹、とってもやさしくて信仰深い彼に、わたしはびっくりしてしまいました。
道中、仏塔や僧院を見かけると、必ずマントラ(真言)を唱えながら手を合わせて一礼(ちょっと危ない!)。
歩いている人を見かけると、必ず「ジュレー!!!!」と挨拶。
こういう若者の姿を見ると、
ラダックの将来は明るいぞ!とうれしくなります。
さて、そんな彼の出身地であるこの
スクルブチャン村、非常に非常に活気がありました。
村の様子
スクルブチャン村には、外国人が宿泊するためのゲストハウスなどが今のところ一切ありません。
ホームステイ以外の宿泊手段がないので、めったに外国人が来て泊まっていくことがないのだと思います。
広場で遊んでいた子供たちが、付いて来る付いて来る!
みんなそれぞれ手にお手製のおもちゃを持っているのが、ほほえましい光景でした。
「写真とってーーーー!」とか、

「このおもちゃ見てよ~!」とか、口々に叫びながら私たちに話しかけてくれました。

村のあちこちで
あんずの花も咲き始め、陽気な春の到来に子供たちも新芽さながら元気一杯。

この写真、子供たちが何をしているかわかりますか?

ただの木でシーソーをしているのです。
危ない~! でも楽しそう~!
夕方散歩をしたときには夕日を浴びる美しい山の景観を楽しむことができました。


ホームステイのお部屋からの眺め。


あんずが咲いていて、その下で馬が飼われていました。
ホームステイ先のご家族と創一。

ホームステイ先のご家族

せっかくだからとご家族の方々が張り切っていろいろ作ってくださったため、食事がとても遅くなりましたが、その料理のおいしいこと・・・。
ラマユルと同じディクンパ(派)の僧院、
スクルブチャンゴンパも翌朝訪問しました。
岩壁に張り付くようにして建てられている僧院

僧院の頂上にはためく旗(これは仏教を象徴する旗です)

頂上より村を撮影

朝、夕の気持ちの良い空気をたっぷり味わい気分は爽快!
このゴンパでも、お坊さんにお招きをうけて、素敵な僧坊(洞窟のようでした)にお邪魔してお茶を頂きました。
お坊さんがお茶を用意してくださいました。

味のあるお部屋。ミラレパの絵が祀られていました。


子供好きな方、農村好きな方、ちょっと一般の観光と違った旅をするのが好きな方におすすめ、イチオシの
スクルブチャン村です。
最後に・・・
昨年の洪水によって被害にあったスクルブチャン村。
あちこちに爪あとが残っていました。


一刻も早い復興と、今後の村の安全を願ってやみません。